これまでにお寄せいただいた、おきもの初心者のみなさまからの質問を対話形式で若旦那がお答えしています。
お客さまの素朴なきもののご質問、また、きもののお直しに関する質問まで、きものを販売している若旦那にとっても、とても参考になるご質問ばかりです。
その中でも、お客さまからの【よくある質問】をピックアップしてみました。
是非、このページを見ているお客さまも、疑問が解消されなければ、お気軽に お問い合わせフォーム より、ご質問くださいね。
頂きましたご質問については、回答を掲載する場合もございます。
お名前はイニシャルのみとなりますので、どうぞご協力お願いいたします。
はじめてのきもの選び編
Q: はじめてのきもの選び。 どうやってオーダーをしたらいいか?わからなくて… (A.S さん)
A: まずは、お電話やメール、フェイスブックなどでお客様の素直な思いをお聞かせください。きものはあせってつくると、良いことはありません。目的、着るシーン、季節、好み、ご予算によって選ぶものは変わってきます。そのへんのところをじっくりお話したうえで、お客様のご要望に沿ったものを揃えさせていただきます。きものを選ぶ前に、お客様とお店との信頼関係をつくることの方が大切ですね。お問い合わせいただいた後に、一度お店の方にお話にいらしてください。
Q: 「呉服屋さん」って敷居が高くて入るのに、勇気がいりますね?(Y.K さん)
A: はい、自分が呉服屋をやっていて言うのも変ですが、そう思います(笑)
用件もないのにフラっと入れるようなお店ではないですし、そんなことができるのはよほど勇気のある人だと思います。また、入ってみたいと思ってもひとりでは怖いし、不安だし、売りつけられたらどうしよう!なんて思うのは当然です。実際そんなお店もありますし・・・
うちは怖いお店ではありません(笑)決して押し売りはいたしません。
私がそんなことは大嫌いだからです。そうは言っても敷居が高いのは事実。このホームページやフェイスブック等でお店や店主、女将のことを調べていただいて、できれば何かしらメッセージをいただいて、少し敷居を低くしてからちょっと勇気を出してご来店ください。また、定期的に行っているイベントや展示会に様子見やひやかしに来ていただいても構いません(笑)ひやかし大歓迎!
Q: 着物を一式新調すると、どのくらい(お金が)かかるんですか?(I.K さん)
A: よく聞かれることですが、とても答えにくい質問です。お米やお肉にはブランドや等級があります。お魚にも天然と養殖があったりします。車も車種や排気量によってお値段は全然ちがってきます。それと同じで、きものもピンからキリまであります。食べ物や車のようにある程度誰にでもわかりやすいものとちがって、きものは正直なところ分かりにくいです。生地や染め方、織り方によって違ってきますし、流通の仕方や呉服屋さんによってお値段の付け方が違います。私自身この業界はとってもそのへんが不親切だなぁと思います(私は異業種で働いておりましたので)。当店は、間違いのない安心してお召いただけるきものを、できる限りリーズナブルなお値段でご提供できるように心がけています。ということで答えになってませんが、2万円代の綿のきものから100万以上する工芸作家のものまで色々あり、お客様がどのあたりのものをお考えなのかによりますね。
はじめてのゆかた選び編
Q: はじめてのゆかた選び。 どうやってオーダーをしたらいいか?わからなくて… (S.E さん)
A: 浴衣は大きく分けて、プレタ(すでに仕立て上がっているもの)と誂えの2種類になります。よく百貨店やスーパーなどでぶら下がっているのはプレタです。こちらはSMLの既製品で、最近は3点セットで3,000円くらいからあるようですね。 当店では、お体に合わせて誂える浴衣を中心に取り扱っています。きものの誂えと基本的に同じで、自分の寸法で仕立てますので着姿がきれいで、とっても着やすいです。プレタに比べて個性的でオシャレなものがあります。お好みの反物を選んでいただいて、採寸のうえお仕立てさせていただきます。ちなみに反物が2万円代~、お仕立て代8千円(税別)です。
その他の情報
はじめてのお直し編
Q: おばあちゃんの古いきものがあるんです。 少しサイズを変えれば、着れそうなんです(N.Y さん)
A: まずはいきなり高価なきものを買うのはやめたほうがいいです。おばあちゃんやお母さんの古いきものでも、もしかしたら「お直し」すれば着れるものがあるかもしれません。
お手入れをちゃんとして、保管状態が良ければきものは何十年も着れますし、次の世代までお譲りできます。汚れやシミがあっても、一度解いて洗い張りをして仕立て直せば新品のように生まれ変わることもあります。
また、サイズの変更や直しもできますので、古いものでも遠慮なくお持ちの上ご相談ください。できるだけのことはさせていただきます。
Q: 若い時につくったきものが派手になったんですが、どうにかならないものでしょうか(S.Y さん)
A: 若い時にお母さんがつくってくれた晴れ着や色無地は思い出深い大切なきものですね。
でも年を重ねてさすがに派手になって着れなくなったというお話はよく聞きます。
きものはその点お洋服と違って、「染め替え」というのが出来ます。
染の方法は色々ありますが、少しトーンを落として地味にしたり、地色そのものを別の色に変えることもできます。
新しいものをお求めになるのもいいですが、思い出のあるきものが蘇るのもまたちがった喜びがあるものです。
お見積もりをした上で、京都の職人さんとやり取りをしながら、慎重にさせていただきます。こちらも遠慮なくご相談ください。