若旦那ブログ「和のある暮らし⑨」~新しい取組み

ちょっと長文になりますが

さいごまで読んでいただけたら幸いです!

早いもので11月も後半に入り

クリスマスケーキやお節の予約受付中!

なんていうPOPを見ると

もう年末なんだな~と感じるようになりました。

コロナに振り回されたこの一年

呉服のたなかとしては50周年という節目の年でした。

この大変な状況で

生活必需品ではない「きもの」を生業として

やっていくのは中々大変でしたが

50周年のご祝儀の意味合いも込めて

着物や帯をつくっていただいたお客様には

本当に感謝しかありません。

おかげさまで何とか首の皮一枚つながり(笑)

年を越せそうな感じになってきました。

12月の中旬より

店内1階の改装工事に入ります。

といいますのも。。。

今年の夏前にシロアリの被害が見つかり

あちこちに蟻道が見られ、どんどん被害が広がり

クロスが黒ずんで、柱も食われている可能性が高いようです。

シロアリの駆除は終わったのですが

この機会に

柱の補強と全面的なクロス張替えをすることにいたしました。

ご迷惑をお掛けしますが

12月の15日くらいから内装工事に入りますので

それ以降は2階の方で

応対させていただきますのでよろしくお願い致します。

さてもう来年のことを色々と計画しているのですが

51年目より様々なことを見直し

変えていこうと思っています。

そのひとつとして考えているのが

『ワンプライスの価格』です。

これはどういうことか。。。と言いますと

値引きありきの価格設定をやめるということです。

きものは高額品ですので

多少のお値引きをするのが当たり前という風潮がありましたし

お客様も「お安くしていただいた」と喜ばれる面もありましたし

お得感を得られる方法ではありました。

しかし裏を返せば「本当のお値段」が分かりにくく

商品の価値が曖昧になり

ひいてはお店の信用も得られないということに気がつきました。

実際近年は

販売価格を全国統一価格にする

ブランドやメーカーが出てきていて

価格が決まっていることで、お客様が安心してお買い物ができるようです。

きくちいまさんのブランドや藤井絞さんの商品などがその例です。

お値段が分からない

お店によって値段が違う

というのがお客様にとっていちばん不安、不信な点で

大手チェーン店では100万円するものを

特別に半額の50万円にします!

なんてこともあるようです。

これってそもそもいくらなの?

いきなり半額になるものなんて着物以外にあるでしょうか?

そんなお客様をバカにしたような販売方法でいいのでしょうか?

そういう思いもありました。

当店は夫婦ふたりで運営していますので

元々良心的なお値段をつけてはいたのですが

さらに価格を下げた上での定価販売を基本とし

来年からはお客様に分かりやすい

「ワンプライス」を基本線にしていこうと思っています。

もちろん

仕入れてから3年、5年経過したものは

在庫を減らして、新しい商品を仕入れる目的で

「バーゲン」をすることもあるかと思いますが

そこはしっかりとお客様に理由を説明させていただきますね!

ということで

来年からも呉服のたなかは

よりよいお店としてご支持いただけるよう

頑張って参りたいと思います!

呉服のたなか アクセス情報
営業時間:10:00~18:00
住所:北九州市八幡西区藤田2-3-19
Tel 093-631-3391
 FB 呉服のたなか、田中寿典、田中絵里

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